恒例行事 2012 5 19

 毎年、世界に夏がやってくるように、
ギリシャ危機も、毎年、やってくる。
 もはや、恒例行事となったギリシャ危機。
そして、ギリシャ危機が引き金となって、欧州危機が続きます。
このパターンは、これで、3年連続ですね。
 こうなってしまっては、
欧州には危機管理能力がないと言わざるを得ません。
 不動産バブルというと、アメリカを連想しますが、
本当は、欧州の不動産バブルの方が、大きかったのです。
 その不動産バブルが崩壊したのだから、
本当は、何をすべきか、わかっていたはずです。
 にもかかわらず、欧州は、緊縮財政に明け暮れました。
バブル崩壊後に緊縮財政を行えば、どうなるか。
それは、たいていの経済学者が知っているはずです。
 一体全体、ユーロ圏は、何がやりたかったのか。
分不相応で贅沢な浪費をしたギリシャを懲らしめたかったのか。
 「人類の叡智」と言われた欧州が、
自滅の道を歩んでいることは、誠に悲しい。
 聖書には、こうあります。
「狭い門から入りなさい。
滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い」

緊縮財政と成長 2012 2 26
 相変わらず、ギリシャに対して、緊縮財政を要求していますが、
はたして、それが、どういう結末を迎えるのか。
 緊縮財政をすれば、その分だけ名目GDPは縮小します。
税収は、名目GDPに比例しますので、税収も縮小します。
(税収=名目GDP×税率(税収弾性値は省略))
その結果、ギリシャ財政は、さらに苦しくなります。
 一体全体、ユーロ圏は、何がやりたいのか。
分不相応で贅沢な浪費をしたギリシャを懲らしめたいのか。
 もちろん、緊縮財政も間違いではありませんが、
それには、経済の成長戦略が不可欠です。
 成長戦略なしで緊縮財政をしたら、
ひらすら経済が縮小するだけです。
当然、税収も縮小していきます。


















































































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